先日は経絡指圧のセミナーの日でした。
講座は座学と実技とがあり、毎回この日はからだとこころのバランスが良く、感覚がクリアで、あまり考えなくてもうまく実習ができていました。
どういうことかといいますと、経絡の位置、調子の悪いところ、繋がる感覚、圧の強さ…等が、感覚で捉えやすい状態がセミナーの日に多かったのです。
今回は、数日前から体に不調が出ており、邪気を受けている感覚がある状態でセミナーに行ったのですが、3時間のセミナーの前半の実技では、まったくうまく感覚がつかめず、集中力もない為、集中しようと頭を使うことが先走り、指圧にも無駄な力が入ったり、いつもより前のめりの姿勢になっていたりしました。
今日は西島さん、力の入れ方圧し方、いつもと違うね…考えちゃってるね…と先生から言われ、また、その姿勢だと、患者さんの邪気を思いきり受けますよ、、、
と言われて、ハッと気づいたくらいでした。
ペアでの実習のため、お互いにする側される側になるのですが、今回行く前から調子の悪さを感じていた私は今回は正中線ラインがかなり邪気が溜まっており重苦しい感じがあったのですが、やっていただいている時に、抜けていく感じが何度もありました。
何度か交代で練習しているうちにとても軽くなっていくのを感じていたのですが、後半からの実技はまったく頭が空っぽ状態(いつもこの状態で施術しています)になり、考えずに感覚だけで指圧をする自分に戻っていました。^^
患者さんの虚のコリと、指圧者の気が強制的ではない自然なエネルギーで繋がったとき、患者さんの停滞していたラインにエネルギーが流れます。また、一度繋がると、自力で流れ始めるのです。
虚のコリを生む原因にはいくつかあるのですが、原因となっている癖自体を意識してもらうことで、再び調子が悪くなることを防いでいくことができます。
原因についてはまた別の機会にお伝えしたいと思います。