前回の続きです。
その人の直面する現実の多くには、その人の感じ方、考え方の選択の癖が大きく影響しており、自分が出している周波数により、心地よいか心地悪いかは変わっていく ということなのですが、では、心地よい周波数を出して現実を作っていくには、どのような感じ方、考え方を意識すれば良いかについてお話します。
私たちは生まれた時から、概念の刷り込みが始まります。それは、家庭環境、常識、メディアなどからの情報、時代背景、外側からの影響で、その人の善悪のジャッジができてしまうことで、制限が生まれることを指します。
それによって私たちは、外側で起きることに対して、心の奥にある感覚よりもまず、概念に照らし合わせて不安や恐れを抱き、概念による善悪のジャッジをしてしまうわけです。
例えばですが、
対人関係などで、自分は良いと思ってしたことを、受け取ってもらえなかった。批判された。という事が起きた時に、大抵はすぐに悲しくなったり、或いは頭にきたり、相手のことを冷たい人間だと見なしたりして、ネガティブな周波数を出すわけです。
それは、「相槌をうつことが優しさ」とか、共感してもらわないと虚しい」という概念があるために、「受け入れてもらえなかった」という、相手への批判の気持ちと、自分への無価値感による恐れから、ネガティブな感情を選択することで現実を心地悪くすることになります。
自分が感じる感情は、自分が選択しているのです。
そんなこと、相手にこうされたら、そういう気持ちになるのは当然じゃじゃないか…!
と、私たちは思いがちですが、外側で起きていることは、あくまでも、自分の外側でしかありません。当然ではなく、自分がそれを否定的に捉えているだけなのです。多くは恐れによって。
私たちは、自分は本当はどう思うか ということに対して、自分の内側と向き合うのではなく、外側の出来事に委ねてしまう癖が有るのです。